第43番 明石寺



2009年10月17日更新

第43番 明石寺 (めいせきじ)
2009年8月14日巡礼
第43番 明石寺は松山自動車道の現在の終点である西予宇和ICのある、旧 卯之町から程近い場所にあります。
卯之町はその昔、安政の大獄で逃亡した高野長英が隠れた家も残っている(今回、時間の都合で行けませんでした・・・)、この地域の比較的大きな町です。
高速松山道を最終まで走り、降りるとすぐの場所にあります。
お寺の周りは森閑としていて、到着した10時頃には最高のロケーションでした。
山門をくぐると、すぐに石段があります。
上った場所がすぐ本堂です。

鐘楼の横に立派なサルスベリの樹が生えていて見事な花を咲かせていました。
一通りお参りして、墨書、朱印を戴きに納経所に行くと、ご住職が「今年はサルスベリが咲きました。」と説明してくれました。
お話を伺うと、100年を超える古木で、毎年は花を咲かせないそうです。
数年ぶりに見事な花を咲かせたのだと教えてくれました。

また、現在は「めいせきじ」と言っていますが、本来は「あげいしでら」と言っていたそうです。
ですから土地の人は尊敬の意味を込めて現在でも「あげいしさん」と呼んでいるそうです。

近くには、安政の大獄の際に高野長英が潜んだと言われる家や、日本一長い廊下を持つ、小学校跡を使った米博物館があります。

    

左より 山門、本堂(右脇にサルスベリの樹があります)、樹齢100年以上のサルスベリの樹

    

左より 本堂の天井、サルスベリの樹、夫婦杉

  


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